昨年のクリスマス時期にリリースしたYouTube動画では、
ベースで和音で「ワム」の名曲「ラスト・クリスマス」を弾いてみました。

こちらのカバー演奏は、原曲のコード進行をもとに、
ベース和音で映えるようにアレンジを加えて演奏したものです。

※この曲のTAB譜(ベース譜面)は、
原曲の著作権の関係上、有料での配布となります(¥200円です)
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曲を、ソロ和音ベース向けに「アレンジ」するポイント

このカバー演奏では、下記のようなアレンジを加えました。

(1)ベースの低音が濁(にご)りすぎてしまわないように、重ねる音を適度に少なくした。

⇒ベースなら2和音、3和音くらいが限度ですね。
4和音くらいになってくると、どうしてもベースでは低音が重なってボソボソとした音色になってしまいます。

ベース向けにコードを省略する方法

そこで、例えばの話・・・

「Am」というコードがあるとして、

(1弦)――5――
(2弦)――5――
(3弦)――3――
(4弦)――5――

【Am7】

↑このように和音を重ねてコードを弾いてしまうと、
けっこう低音が重なりすぎて「汚い」コード音に聞こえてしまいます。

ですから、
ソロベース向けにアレンジするのであれば、

(1弦)――5――
(2弦)――5――
(3弦)―――――
(4弦)――5――

【Am7省略】

↑こう弾くか、

 

(1弦)―――――
(2弦)――5――
(3弦)―――――
(4弦)――5――

【Am7省略】

↑こう弾いてしまうこともあります。

(2)メロディ+ルート音だけを弾けば、和音ソロっぽくなる

正直なところ
このアレンジ演奏では、ほとんどが2和音しか同時発音していません。

実は、弾いているのは、

  • 1.歌メロ
  • 2.ルート音

という2つのラインだけです。
それだけでも、結構コードソロっぽく聞こえるのが不思議なところですね。

なぜ、2和音なのにコードっぽく聞こえるのか

不思議な現象だと思います。
「コード」「和音」という言葉をイメージすると、

『少なくとも3和音とか、4和音くらいいっぺんに弦をかき鳴らさないと、
コードっぽい感じがしないんじゃないの?』

と思いますよね。

しかし、
このカバー演奏では、たった2和音しか弾いていないのに何となくコードソロっぽく聞こえてきます。

その理由ですが、

  • 歌メロが、とてもメロディアスであり、聴く人に「コード感」を感じさせるようなラインだから。

という理由になるでしょう。

聴いている人に「コード感」を感じさせるメロディは、それだけで「コード」として認識される

これも不思議な話ですが、
たとえ1本のメロディラインでも、

コードを感じさせるような特徴的な音の「ツボ」を押さえていれば、
聴いている人に「コード」を感じさせるんですよね。

今回の「ラスト・クリスマス」のメロディも、
このメロディライン自体がコード感を感じさせる音階であることと、

低音のルート音も相まって 聴いている人にはとても和音ソロっぽく聞こえる結果になったという事ですね。

 

「2音」でも、ベースで和音ソロが弾ける!

長い説明になりましたが、僕が伝えたかったのはこれです。

『和音・コードを弾く』というと、
3つやら、4つやら、たくさんの音を鳴らさなきゃいけない
難しすぎるのではないか?

・・そんな風に思いがちなのですが、

今回の例で照明したように、
ただの「2音」でも、和音っぽいソロベースを
楽しむことはできるんですよ。

つまり、技術・テクニック的なハードルや、
とっても難しそうで、ややこしいコードフォームなどを
全部、覚える必要は必ずしも無いという事でした。